2024年04月30日

京成電鉄がパリサーの勧告的決議の株主提案を拒否したようです

以下、パリサーの公表資料です。先日、パリサーは保有するオリエンタルランド株を15%未満にするよう株主提案をしていましたが、当然そのような議案が株主総会議案になるはずがないわけで、パリサーは「勧告的決議の議案だけど株主提案として取り扱ってくれ!」と主張しました。

いや、ムリですわ。理由は以下の通り。すみません、特別会員向け有料コラムです。当初からパリサーの狙いはわかっていました。

https://ib-consulting.jp/column/5129/

なぜパリサーが勧告的決議の株主提案をしたのか?その弱点は何だったのか?有料コラムですが、一部抜粋します。本当尾に一部ですみません。

https://ib-consulting.jp/column/5130/

たぶん京成電鉄は「取り扱いません」という判断をすると思いますよ。私だったら絶対に取り扱いません。

で、以下の有料コラムでは、京成電鉄が取り扱わない場合のパリサーの対抗策をまとめていました。一部抜粋します。

https://ib-consulting.jp/column/5131/

以下のコラムでパリサーの京成電鉄に対する「勧告的決議」の株主提案の狙いについてまとめました。では京成電鉄はどう対応するでしょうか?そしておそらくパリサーも予想はしており、対抗策を考えていると思います。

・・・・また、加えて勧告的決議の議案が株主提案として取り扱われるよう、内容を変えて株主提案をしてくるのでしょう。例えば、この勧告的決議の議案を定款変更に絡めて株主提案として取り扱わざるを得ない内容にするのではないでしょうか?

4月26日午後6時までに返事をしろとパリサーが言っています。京成電鉄の株主総会は去年、一昨年ともに6月29日に開催されています。今年6月29日は土曜なので27日か28日に開催するとしても、4月中に株主提案をすれば、株主総会の8週間前までという期限はクリアできます。こんな感じかなと予想します。

株主提案として取り扱わざるを得ないよう、定款に絡めた内容に変えてくることは想像できました。もう一つ対抗策を打つのかと思いましたが、今年はやらないのかもしれませんね。

さて、パリサーの定款変更にからめた株主提案は可決されるでしょうか?ぜったいに通りません。間違いなく通りません。

ただ、パリサーのやりたいことは勧告的決議の株主提案じゃなくてもできるので、まあよろしいんじゃないでしょうか。と思います。ただ、勧告的決議のほうがパリサーの狙いは達成しやすいことはしやすいですね。

 

 

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