乾汽船がアルファレオの買収防衛策廃止の株主提案に反対表明

2020年04月20日

以下のとおり、乾汽船がアルファレオによる買収防衛策廃止の株主提案に反対を表明しました。

昨年アルファレオは乾汽船に対して臨時株主総会の開催を請求し、いくつかの株主提案を提示した中で買収防衛策廃止もあげていましたが、乾汽船は買収防衛策廃止の株主提案のみ適法性に疑義ありとして取り扱いませんでした。

しかしアルファレオが東京地裁に対して株主総会招集許可の申し立てをした結果、東京地裁は株主総会の招集を許可する決定をしました。

これはヨロズと乾汽船で判断が分かれた結果になりましたね。なぜでしょうか？まだ地裁の決定文が公表されていないようなので、どういう判断なのかはわかりません。

昨年、乾汽船は買収防衛策を再導入しましたが、その時点でのアルファレオの持分は25.12%でした。その後アルファレオは乾汽船株を買い増し、直近では28.15%となっています。

昨年の買収防衛策の再導入議案の賛成率は58.74%です。なかなか微妙な戦いになりそうですね。臨時株主総会は5月7日です。