2022年04月28日

東洋建設がインフロニアHDのTOBへの意見を変更

インフロニアHDが友好的なTOBで東洋建設の完全子会社化を目指しているものの、WK1Limitedの株式取得によりその実現が危ぶまれている件ですが、東洋建設がTOBへの意見を変更しました。

https://www.toyo-const.co.jp/wp/wp-content/uploads/2022/04/20220428.pdf

簡単に言うと「TOBへの賛同表明は維持、株主への応募推奨は撤回し、TOBへの応募は株主の判断に委ねる」としました。以下のとおりです。

(ⅱ)(ア)本公開買付けにおける買付価格(770 円)が本公開買付け開始後の市場株価を下回っていることから、本公開買付けが成立すると公開買付者が見込める程度の価格に引き上げることの検討を公開買付者に要請したところ、公開買付者から買付価格(770 円)の 変更はできないとの回答があったこと及び(イ)YFOから当社との間で非公開化後の企業価値向上策及び公開買付けの条件に合意できることを条件として、当社株式1株当たりの買付け等の価格を1,000円、買付予定数の下限として当社の総議決権数の3分の2を取得するに至る下限を設定し、買付予定 数の上限は設定しないとの公開買付けの提案を受領したことなどに鑑みると、当社の株主の皆様に対して本公開買付に応募することを推奨する旨の意見を撤回し、当社の株主の皆様が本公開買付けに応募することを推奨することの是非については中立の立場をとった上で、最終的に株主の皆様のご判断に委ねるのが相当であると判断し、本公開買付けに賛同する旨の意見は維持するものの、当社の株主の皆様が本公開買付けに応募するか否かについては、株主の皆様のご判断に委ねる旨の決議をいたし ました。

一応、東洋建設からインフロニアHDに対してTOB価格の引き上げの検討を要請したんですね。でもインフロニアHDは「変更できない」と回答したようです。

 

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