LIXIL大株主が潮田会長の解任を求めるそうです

日経ビジネスに「スクープ LIXIL大株主、潮田氏解任を要求へ」という記事がさきほど掲載されたみたいです。

https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00006/031900025/?n_cid=nbpnb_mled_epu

る瀬戸欣哉氏のCEO職の解任、自らのCEO復帰という一連の過程が不透明なうえ、その経緯の説明を求める要求にもきちんと向き合ってこなかったとして、解任を求めて臨時株主総会開催を請求するそうです。

臨時株主総会の開催を求めるのは英マラソン・アセット・マネジメントや英ポーラー・キャピタルなど複数の機関投資家連合で、臨時株主総会を請求するにはLIXILの株を議決権ベースで３％以上、６カ月前から保有している必要がありますが、複数の機関投資家が連合を組むことでこうした基準をクリアしたもようだそうです。

さて、解任の提案がなされたとして、LIXILの潮田会長は解任されるでしょうか？では、株主構成を。

外国人株主比率が高いですね～。安定株主比率は、法人株主5.5%、第一生命2.26%、従業員持株会2.22%、三井住友銀行1.91%、（上表には出ていませんが）潮田会長3.24%の合計15.13%です。もっと低いのかと思っていましたが、意外とありますね。

この解任提案は可決されません。外国人株主比率が高いものの、全員が議決権行使をする訳ではありません。個人株主の白票だってあります。また、そもそも「解任」に賛成することはハードルが高いですから。

ということで解任提案は否決と読みます。