2019年11月21日

持ち合い株売却要求

2019年11月19日の日経19面にあった記事です。英国のアセットバリューインベスターズ(AVI)が帝国繊維とTBSHDに対して、政策保有株の売却などを求めていることがわかったそうです。

持ち合い株売却を要求 英ファンド、帝繊維とTBSHDに

AVIは「日本企業の政策保有株について「日本以外でこれほど存在している国はない」と指摘し、「取引関係を維持するために、一般株主の利益に反して議決権を行使する慣習は見直すべきだ」」と主張しています。まあ、持ち合いの本当の理由は取引関係の維持ではないのですが・・・。

そろそろ持ち合いを何のためにやっているのか?本当の理由をちゃんと主張すべき時期に来ているように思います。ちゃんと主張しないと「取引関係維持のためになんでこんなに多額の株式保有が必要なんだ?」と言われたときに、対抗できないからです。持ち合いが崩れてしまうと、株主提案がバンバン可決されてしまったり、敵対的TOBが横行したりする可能性があります。

そろそろ日本企業が立ち上がる時期だと思います。

 

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