佐々木ベジさんらが日建工学を買い増し
佐々木ベジさんが会長つとめるフリージア・マクロスが日建工学の変更報告書を提出しました。保有割合は14.91%から15.95%に上昇しました。
日建工学はフリージア・マクロスによる株式取得が判明した後、即座に買収防衛策を導入しています。トリガーは20%ですが、佐々木ベジさんらは買収防衛策にどう対処するつもりなのでしょうか?
フリージア・マクロスによる大量保有報告書、変更報告書の提出状況は以下のとおりです。
2015年
2月13日 5.26%
3月10日 6.37%
3月19日 7.12%
4月3日 8.36%
4月24日 買収防衛策導入を公表
6月26日 株主総会にて買収防衛策導入が可決
12月21日 8.45%(保有割合は変化していないが、担保契約等の変更による提出)
2016年
5月13日 8.45%
2017年
2月7日 8.45%
5月31日 8.45%
2018年 買い増しなし
5月28日 買収防衛策継続を公表
6月27日 株主総会にて買収防衛策継続が可決
2019年
3月12日 9.48%
3月29日 10.48%
4月23日 11.52%
12月5日 11.73%
2020年
5月29日 12.75%
7月29日 13.79%
9月11日 14.91%
10月6日 15.95%
フリージア・マクロスは買収防衛策トリガーである20%ギリギリまで買ってくる可能性はあります。では日建工学の株主構成を見てみましょう。
外部から見た安定株主比率ですが、法人株主27.47%―フリージア・マクロス12.77%=14.7%、菊池恵理香氏(前会長の配偶者で相続により取得)6.14%、日本生命3.16%、三菱UFJ銀行2.46%、三井住友信託銀行1.86%の合計28.32%です。行本氏や今井氏もどうやら安定株主のようなので、加えると35.58%です。個人株主比率がかなり高いので、議決権行使率も低いでしょうから、フリージア・マクロスが20%近く株式を保有したとしても、買収防衛策を否決させることは難しいでしょうね。
ではなぜ佐々木ベジさんらは日建工学の株式を買い集めているのでしょうか?どういう作戦なのでしょうか?
佐々木ベジさんらは日建工学に勝負をかけて挑んでくる可能性はあります。なぜなら佐々木ベジさんらは戦わなくてはならない理由があるからです。詳しくは以下をご覧ください。