2022年06月06日

東芝が招集通知を公表

東芝が招集通知を公表しました。

https://www.global.toshiba/content/dam/toshiba/jp/ir/corporate/stock/meeting/pdf/tsm183_conv.pdf

以下の日経記事で「綿引万里子氏(元名古屋高裁長官、弁護士)が28日予定する定時株主総会で諮る取締役候補者案で、ファラロンと米エリオット・マネジメントから幹部を1人ずつ受け入れることについて反対した」とありました。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC034210T00C22A6000000/

具体的な反対理由が記載されているのかと思っていたのですが、招集通知における記載内容は以下のとおりです。P8です。

本件はいずれコラムでまとめますが、やっぱり非公開化を検討している東芝が、少なくともこの状況で大株主から社外取締役を受け入れることにはかなりの違和感があります。大株主の意見に引っ張られますよね?本当に非公開化が東芝の中長期的な企業価値の向上につながるのか、といったまともな議論が期待できなくなるおそれがあります。非公開化ありきの検討、非公開化をするに当たっての価格だけの検討になってしまいかねません。

綿引取締役の反対は非常にまっとうな行動だと私は考えます。東芝の中長期的な企業価値を考えている社外取締役は誰なのか?株主はこれを見極めるべきではないでしょうか?

 

 

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