2023年06月19日

シルチェスターが大成建設の変更報告書を提出

シルチェスターが大成建設の変更報告書を提出しました。保有割合は6.01%から7.08%に上昇しました。大量保有報告書を提出したのは2022年1月14日で保有割合は5.00%。その後2023年1月13日に変更報告書を提出し、保有割合6.01%。そして本日です。以下株価と保有割合の推移です。

これまであまりシルチェスターが大量保有報告書・変更報告書を提出しても、あまり重視していませんでした。昔は「単なる口うるさい投資家」でありアクティビストとはちょっと異なる存在だったと思います。株を買われて相談されても「もちろん株価が割安だから投資されたので、株価をきちんと上げていくための施策を取らなくてはなりませんが、そんなに怖がる必要はないです。」と説明してきました。

基本観はあまり変わりませんが、昨年は地銀各行に、今年は大林組などに株主提案をしています。また、セントラル硝子株を旧村上ファンドに相対で売却しました。シルチェスターは厳密にはアクティビストではないかもしれませんが、株主提案をしたり、他のアクティビストに株を売ったりします。まあそれは投資家としては当たり前の行動なのですが。

シルチェスターのターゲットになったからと言って身構える必要ないかもしれませんが「ああ、うちはそういう投資家に狙われるくらい安いってことなんだな」と認識し、株価を上げて出て行ってもらわないと、最悪のケースも待っているかもしれないので要注意です。

 

 

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