2023年06月20日
ブルームバーグに当方のコメントが掲載
以下のブルームバーグの記事に当方のコメントが掲載されました。
株主総会本格化へ、大企業にも広がる株主提案-海外勢含む投資家動く
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-06-20/RWA743T0G1KW01?srnd=cojp-v2
以下でも書きましたが、大林組へのシルチェスターによる株主提案に注目しています。おそらく国内機関投資家は株主提案に反対するように思うのですが、大林組は比較的外国人株主比率の高い会社です。
https://ib-consulting.jp/column/4792/
シルチェスターの持ち分はまだ高くないものの、外国人株主がどう判断するかでかなり大きな影響を与えるように思います。以下のとおり、ISSも賛成推奨しています。ISSの影響力がどうなのか?という議論もあるものの、賛成推奨されたのは痛いと言えば痛いです。
https://www.obayashi.co.jp/ir/upload/img/news20230608_1_01.pdf
ゼネコンはまだまだ厳しい状況が続くと思いますよ。また、他の業界も同様です。特に大企業はもともと安定株主比率が高くありませんし、持ち合い解消が進む中さらに低下しています。昔は敵対的買収や株主提案と言うと、規模の小さい会社の話であり、大企業は「へえ、大変そうだね。まあうちには関係ないけど」と考えていたように思いますが、昨今はむしろ大企業のほうが厳しいと思いますよ。
ホントに安定株主がいないから、株主提案が通っちゃうかもしれませんから。なお株主提案よりも敵対的買収を成功させる方が簡単です。理由は以下のとおり(有料記事です)。