2019年02月08日

MBOを公表した廣済堂がまた村上ファンドに買われている

本日16:02、村上ファンドグループの㈱レノがMBOを公表している廣済堂の変更報告書をまた提出しました。保有割合は8.31%から9.55%に上昇しました。当初レノだけが買っていたのですが、南青山不動産も加わったようです。保有割合の内訳はレノ8.71%、南青山不動産0.85%となっています。取得株数2,381,000株、取得資金の総額1,464,795千円ですので、1株当たり615円で買ったことになります。

廣済堂のMBOの条件等ですが、

TOB期間:1月18日(金)~3月1日(金)までの30営業日間

買付価格:610円(TOB公表前営業日の株価終値424円に対して43.87%のプレミアム)

買付予定の株券等の数:24,913,439 株(上限は設けず全株買収)

買付予定数の下限:16,609,000 株(議決権の2/3)

公開買付代理人:SMBC日興証券

です。40%以上のプレミアムを付けたところで、BPSは1,114円です・・・。そりゃ村上さんに狙われますよね。東栄リーファーラインのケースを見ていれば「狙われて当然」と皆さん考えることでしょう。「ばれずに安値でMBO出来たらラッキー!村上ファンドにばれたら価格を引き上げよう」とでも考えていたのでしょうか???

TOB期間は3月1日までですから、まだまだあります。20%くらい買われても不思議はありません。そうなると・・・TOB成立しますかね?

さて、価格を引き上げますか?

 

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