2019年02月20日

新明和工業の自己株TOB結果

新明和工業の自己株TOBの結果が本日公表されました。詳しくはEDINETをご覧ください。自己株TOBによる買付予定株数26,666,600株に対して、応募株数は32,427,515株でした。応募株数が買付予定株数を超えていますので、あん分比例方式となりますので「応募株数×(買付予定株数÷応募株数合計)」で計算されます。村上ファンドの保有株の状況は以下の通りです。

㈱レノ              5,413,700株

㈱南青山不動産          6,589,800株

㈱エスグラントコーポレーション  5,290,000株

㈱リビルド            5,589,400株

合計               22,882,900株

公開買付報告書の応募状況を見ると村上ファンドが保有株全株を応募したようです。あん文比率は0.8223448512・・・・・・です。22,882,900株×(26,666,600株÷32,427,515株)=18,817,634株を買い取ってもらえたと想定されます。

新明和工業の総議決権株数93,380,700株から今回の自己株TOBで買い取った26,666,600株をマイナスした66,714,100株が議決権株となりますので、(22,882,900株-18,817,634株)÷66,714,100株=6.09%が自己株TOB後の村上ファンドの保有議決権割合となります。自己株TOB前の議決権割合は24.5%でしたので、約18%低下しました。

村上ファンドが今回の自己株TOBで買い取ってもらえた株数は18,817,634株と想定すると、18,817,634株×1,500円=282億円のキャッシュが入ってきました。このキャッシュを彼らは寝かせておきません。既存投資先なのか新規投資先なのか、どこかに振り向けられます。

 

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