2019年03月16日

東証の市場改革によって起こりうること

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO4249672015032019I00000/

ご存知の通り、東証が1部上場基準の変更などを検討しています。これ、時価総額が大きい会社は「ま、うちはプレミアム市場とやらに残留するだろ?」と考えていらっしゃるでしょうし、時価総額で微妙なラインにいらっしゃる会社は「うちはスタンダード市場になっちゃうかも!」と考えていらっしゃるでしょう。

あまり当社のコラムのネタにはならないかなと思っていたのですが、よーく考えると皆さんにいろいろなことが起きてくる可能性があるのではないかと思い始めています。

新聞報道によると「四半期決算での英文開示の義務付け」が検討されているようです。これが実施されれば、企業の負担は大きくなるでしょう。対応するための人材を育成するか確保する必要があります。また「経営の監視といったコーポレート・ガバナンスが機能しているかも重視し、東証1部を代表する企業が集まる市場とする」とも報道されています。簡単に想定できるのは「社外取締役の増員」です。

また社外取締役だけではなく「持ち合い解消の推進」を求めてくる可能性もあります。政策投資株式の保有目的のより具体的な開示や削減方針の厳格化などが想定できます。

これだけに留まらず、アクティビストの行動も変化してくる可能性があると思うのです。いつだったか「MBOが増えるかもしれない」という記事がありました。MBOを提案してくるアクティビストも増えるかもしれません。でも他にもいろいろと想定されることはあります。

詳しくは来週のコラムで!!!

 

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