2020年01月17日
敵対的TOBが敵対的でなくなる時代になるかもしれません
そもそも誰に対して敵対的なのか?単に経営陣の事前賛同を得ていない、経営陣が反対しているから敵対的なのです。魅力的なTOB価格であれば、買取を提案されている株主にとっては敵対的ではありません。
HOYAの鈴木さんのような経営者であれば「へ?敵対的TOBを実施しているつもりはないよ。だって株主にとっては魅力的な価格でしょ?イヤなら株主が応じなければいいだけじゃないの?」って考えるかもしれません。
だから敵対的TOBをしている訳ではなく、単に高い価格で株主から買い取りたいと提案しているだけだと考える経営者がいるかもしれません。HOYAの鈴木さんがそういった考え方で今回ニューフレアテクノロジーに対して「敵対的TOB」を仕掛けたのですから、「じゃ、オレもやってみっか!」と本当にやる経営者が出てくるかもしれません。
時代は変化していますので、変化に対応できる防衛体制も考えておく必要があります。