2020年01月28日

リコー自社株買い焦点

今日の日経17面にリコー 自社株買い焦点 「6度目の正直」今期営業益1000億円 構造改革で収益力回復という記事がありました。リコーさんの名前を見ると、どうしても「エフィッシモ」を思い浮かべてしまいます。

エフィッシモは現在リコー株式を18.99%保有しています。株価とエフィッシモの取得価格を見てみましょう。

ちょっと前までは株価の方が低かったのですが、最近になって上回ってますね。さてエフィッシモはどうするでしょうか?さすがに取得価格を株価が上回っているからと言ってすぐには売れないでしょうね。自分の売りで自分の首をしめるかもしれませんし。

マーケットはエフィッシモやリコーをどう見ているのでしょうか?エフィッシモが登場したことにより「何かしら業界再編が起きるかもしれない」と考えて投資した株主もいるでしょうか?そういう考えの株主が多いのであれば、エフィッシモが株価上昇に伴い売り始めたら、株価が下がるかもしれません。一方、リコー規模の会社になれば多種多様な投資家がいるでしょうし、エフィッシモの動きを期待して取得した株主なんて微々たるもんかもしれません。この場合、エフィッシモが売り始めたとしても、株価に悪影響は出ず売り抜けられるかもしれません。

いずれにせよ、どういうタイミングでどういう規模のコーポレートアクションをリコーが起こすかにかかっていると言えるかもしれません。

それにしてもエフィッシモは最近動きがありませんね。日産車体を少し買い増したくらいでしょうか?

 

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