2020年04月06日
村上さんたちのターゲットになっている会社は東芝機械のマネをすればよい?
マネをするということは、有事になることを覚悟するということです。東芝機械の対抗策は、敵対的TOBを仕掛けられた有事において取った策です。有事になってしまうと、東芝機械と同じような対応を取るしかないかもしれませんが、大切なことは「いかに有事にならないようにするか?」ではないでしょうか?
敵対的TOBを仕掛けられた有事の状況において、たくさんのアドバイザーを雇って対応するにはたくさんのお金がかかります。そして経営陣や従業員が本業以外のことに時間を割かれてしまい、本業に集中できません。大切なことは、有事にならないように、いかに平時の備えをしておくかです。平時からちゃんと企業防衛について検討、議論し、必要な体制を敷いておくことが大切です。
しかし今回の東芝機械の対抗策については、特に平時の事前警告型買収防衛を東芝機械と同様に廃止してしまった中国塗料やセントラル硝子にとっては大変参考になるものです。東芝機械の対抗策を、有事になってからやるのではなく、平時のうちにやっておくことが大切なんです。
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