2020年06月26日

大戸屋、上がってるねえ!

今日の前場の大戸屋株価ですが、前日終値2,403円に対して、寄付き2,440円、高値2,560円、安値2,427円、前場終値2,555円です。けっこう上がってますねえ。

市場は何を期待しているのでしょうか?当然ですが、コロワイドによる敵対的TOBでしょうね。では大戸屋は株主提案と同じく、コロワイドを打ち負かすことができるでしょうか?

敵対的TOBを仕掛けられた場合、争点は「セントラルキッチン!」「創業精神承継の正当性!」「町のごはん屋vs工場!」ではなくなります。純粋に「TOB価格はなんぼや?」になります。

それはさすがに大戸屋もわかってはいるでしょう。ではどういう戦略を展開するでしょうか?ホワイトナイトは現れるでしょうか?ホワイトナイトなしで大戸屋は勝てるでしょうか?

大戸屋のケースは決して他人事ではありません。皆さんの会社が等しく背負っているリスクです。上場している以上、敵対的TOBを仕掛けられるリスクはどの会社にもありますし、そのリスクは日に日に高まっています。「じゃあ上場をやめて非公開化しよう」ではありません。

株式会社は上場することに大きな意義があります。上場会社は上場しているだけで社会に貢献しているのです。ですから、上場をやめるべきではありません。上場しつつも、きちんと企業防衛体制を整えておくことが重要なのです。

 

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