2020年07月21日

ホワイトナイトを探していないのならまずムリでしょう

日経や日経ビジネスの報道によると、コロワイドに敵対的TOBを仕掛けられた大戸屋はホワイトナイトについては具体的に検討していないようです。

https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00006/072000101/

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61733900Q0A720C2TJ2000/

日経のほうは「買収防衛策については「検討していない」とし、メニューや価格構成の変更などを定めた中期計画の実現で成長を目指すとした。友好的な買い手となるホワイトナイト(白馬の騎士)については明言を避けた。」とありますが、日経ビジネスのほうは「現時点でTOBに対してホワイトナイトはいません。」とあります。

本当にホワイトナイトを検討していないのかはわかりませんが、あまり期待できる状況ではないようです。

では大戸屋はホワイトナイト以外の買収防衛策を検討しているでしょうか?日経には「検討していない」とありますし、私も検討していないのだろうと考えます。ホワイトナイト以外の買収防衛策については、有事にできることは限られています。東芝機械のような有事導入型買収防衛は取りにくいでしょう。相手は旧村上ファンドのような投資ファンドではなく、同業ですから。

それに、大戸屋の反対意見表明のある部分を見れば「ああ、なるほど。奇策は出てこないだろうな」ということが読み取れます。

詳しくはコラムで!

 

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