2020年09月10日
本当にもうホワイトナイトは現れないのか?
さっきも掲載した以下の日経ビジネスに気になるところがあります。
大戸屋、コロワイドに敗北 戦いの場は「キッチン」ではなかった
コロワイド側は資本市場のプロ そもそもコロワイドはM&A(合併・買収)巧者でもある。野尻公平社長は岡三証券出身で証券市場を熟知している。そして今回コロワイドの現場で陣頭指揮を執り、大戸屋HDへの株主提案(取締役選任議案)でも候補に名を連ねた澄川浩太取締役は、監査法人トーマツやM&A助言などを手掛けるみずほコーポレートアドバイザリーを経てコロワイドに入社しており、これまた資本市場のプロだ。 赤字で苦戦する大戸屋HD株に46%ものプレミアムを付けたことは、今後の「のれん」を膨らませるリスクこそ抱え込むが、今回のTOBの動向だけを考えると有効な「ホワイトナイト(白馬の騎士)封じ」だった。大戸屋HDの買収に関心を寄せる企業や投資ファンドがないわけではなかったが、みな「46%のプレミアムを上回る金額ではペイしない」(国内投資ファンド幹部)としてホワイトナイトになってくれなかったからだ。 |
「大戸屋HDの買収に関心を寄せる企業や投資ファンドがないわけではなかった」 なるほど。ここがポイントです。ホワイトナイト候補がいなかったわけではないのです。いたけどホワイトナイトにならなかったのは「46%のプレミアムを上回る金額ではペイしない」と考えたからなのです。
ではもっと安い価格であればホワイトナイトになってもよいという会社やファンドがいるんですよね?以下のとおりです。
この勝負はまだ終わっていません。私は終わらせるべきだとは思いますが・・・。