2020年09月11日
大戸屋の既存店昨対率
大戸屋が既存店売上高の昨対率を公表しました。
7月が28.6%減であったのに対して8月は28.5%減とあまり変化がないですね。同業のデータを見た訳ではないのでなんともいえないところはありますが。
しかしコロワイドの以下の主張を補強してしまうような状況に見えます。
https://ssl4.eir-parts.net/doc/7616/announcement/60495/00.pdf
新型コロナウイルスによる売上減少が徐々に回復しつつある本年７月においても、既存店売上高昨対比は、６月から小幅改善に留まる 71.4%と、同じく定食事業を主体とする競合2社と比較しても7.9%～10.2%も下回っている現状です。 今後も新型コロナウイルスによる売上高への影響が見込まれる中、前年度の全四半期において最終損失を計上している大戸屋HDの経営成績はかなり悲観的なものと見込まざるを得ず、固定資産における減損損失の追加の発生も考慮した場合、当社は、大戸屋HDの当年度末における財政状態について非常に憂慮しております。
一方、大戸屋の財政状態が悪化すればするほど、大戸屋は別の対抗策を打ちやすくなるようにも思えます。まあ、コロワイドはそういう場合にも備えて何らかの主張や手段を用意しているとは思いますが。
本日の大戸屋の株価は前日に比べて100円安の2,900円でした。出来高は99,400株です。この勝負はまだ終わっていないように思うのですが、どうでしょうか？
