2020年11月07日

島忠にも対抗策はある。けれども

島忠にも実は対抗策はあります。島忠はDCMと時間をかけて協議した結果、DCMによるTOBを受け入れることに決めたのです。ですから島忠はニトリにも同じことを要求すればよいのです。

どうやって???ここまで申し上げれば、お気づきになった方もいらっしゃるでしょう。詳細は来週のコラムで。

ただしこの対抗策は抜本的な対抗策にはなりません。抜本的な対抗策は、私は以下しかないだろうと考えます。

No.936 DCMがニトリに勝つ方法

この方法はDCMの経営陣が腹をくくりさえすればできる方法です。島忠がDCMの今後の成長戦略、中長期的な企業価値向上のために必要な会社なのであればこの方法を取るのがベストではないかと私は考えます。これをやられると、ニトリは打つ手がないと思います。

ただし、ニトリも気付いている可能性があります。しかし対処方法は気づいていないでしょう。「まあそこまではやってこないんじゃないの?」と考えているかもしれません。ニトリはTOB価格が高いから勝てると考えているかもしれませんが、敵対的TOBの世界はそれほど甘くはありません。

DCMももしかしたらこの方法に気づいているかもしれませんね。ただ、あと少しの味付けも必要です。最後の味付けで勝負が決まります。

 

 

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