日本アジアグループが買収防衛策を発動！

旧村上ファンドは日本アジアグループが公表した有事導入型の買収防衛策に違反して株式を追加取得しているように見えましたが、やっぱりルール違反だったようです。以下のとおり、本日17:45に日本アジアグループが買収防衛策の発動を公表しました。

以下は概要です。

https://www.release.tdnet.info/inbs/140120210322482160.pdf

以下は詳細です。34ページものを読まなくてはならないのかと思うと・・・。

https://www.release.tdnet.info/inbs/140120210322482137.pdf

とりあえず概要しか読んでいませんが、現時点で私が把握したのは以下のとおりです。

・買収防衛策を発動する理由は①旧村上ファンドによる株式の追加取得は買収防衛策のルール違反、②旧村上ファンドが予定しているTOBは強圧性を有する、③旧村上ファンドは具体的な経営方針を示しておらず企業価値・株主共同の利益を毀損する可能性が高い、④旧村上ファンドが経営権を取得することに対してステークホルダーが不安に思っており経営に重大な支障をきたす可能性が高い

・買収防衛策を発動＝新株予約権の無償割当を実施する。一般株主には新株予約権取得の対価として普通株式を交付、旧村上ファンドには新株予約権取得の対価として条件付きで行使可能な別の新株予約権を交付

・4月12日が新株予約権の無償割当の基準日

・ルール違反としての買収防衛策発動なので株主総会にははからず、取締役会決議で発動。

さて、取締役会決議による発動が2件も起きてしまいました。もうそろそろ日邦産業に対するフリージアマクロスによる発行差止請求の裁判所判断が示されると思うのですが。