2021年06月29日
旧村上ファンドのターゲットになっているヨロズが買収防衛策可決
旧村上ファンドに株式を11.58%保有されているヨロズですが、前回の買収防衛策賛成率は約54%でした。前回更新時に旧村上ファンドは株式を保有していなかったようで、それでも賛成率が低かったのですから、今回はかなり危ういのではないかと思っていましたが、無事可決できたようです。おめでとうございます。
ヨロズについては後日、詳しく分析した内容をお伝えしますが、いろいろと努力した形跡が見られます。
なお、前回賛成率が約53%だった電気興業も可決、約55%だったレックも可決のようです。今年の買収防衛策継続企業で否決された会社はなかったようですね。よかったです。
ただし「よっしゃー、これであと3年は買収防衛策のこと考えなくていいぞー!」ではありません。明日からまた3年後に向けた議論を始めなくてはいけません。まあ、明日でなくてもいいですね。1週間くらいはゆっくりしてください。
今年は発動した会社が多かったですから、買収防衛策の議論はこれからさらに深まると思われます。なお一層、投資家に理解してもらうための行動が必要になってくると思われます。