2021年04月15日

スターウッドによるインベスコに対する敵対的TOB

以下のとおりスターウッドがインベスコに対して敵対的TOBを実施しています。公開買付届出書はこちらです。

TOB価格:20,000円(4月2日の終値17,650円)

TOB期間:2021年4月7日(水)~5月24日(月)までの30営業日

TOB代理人:三田証券、復代理人:マネックス証券

また三田証券とマネックスですか。REITに対する敵対的TOBで珍しいケースですが、以前にもスターウッドがさくらに対して実施したケースがあり、2例目です。

https://toyokeizai.net/articles/-/300897

本日インベスコ側が以下のとおり留保の意見表明をするとともに質問権を行使しました。

https://www.release.tdnet.info/inbs/140120210415495115.pdf

また、インベスコ側はTOB期間を60営業日に延長するよう要請しています。理由は

・強い強圧性を有する公開買付けといわざるを得ず、一般の投資主がそれに応募するか否かについての判断を適切に行うことができないおそれがある

・強圧性を受けない形で適切に判断を行えるよう、本公開買付け及び投資口併合によるスクイーズ・アウトを通じた公開買付者による本投資法人の買収スキームに対する賛否について、投資主総会において投資主の皆様のご意思を確認すべき

だそうです。一応、今年に入って5件目の敵対的TOBですね。REITのケースなのであまり注目はされていませんが、敵対的TOBが増えていますね。

敵対的TOBの代理人をする証券会社も今後増えていきそうです。

 

 

このコラムのカテゴリ

関連する
他のコラムも読む

カテゴリからニュースを探す

月別アーカイブ