2021年04月23日

フリージア・マクロスがTOB条件を変更

以下のとおりフリージア・マクロスが日邦産業に対するTOB条件を変更しました。主な変更はTOB期間を4月23日(金)から5月13日(木)に延長したことですが、最高裁に許可抗告を申し立てる理由が少し記載されています。

公開買付者は、本仮処分命令の申立ての審議が第一審及び第二審の何れにおいても却下或いは棄却された場合は、第二審に対する許可抗 告審が第三審(最高裁判所)で認められる可能性は無いと考えておりましたが、4月22日付決定書面の 文書の内容を鑑みた場合、4月22日決定に対して許可抗告を行い、最高裁判所に判断を仰いだ結果当該許可抗告が認められる可能性もあり、対象者による本対抗措置の発動が差し止められた状態で本公開買付けを終了することが可能だと考えたことから、公開買付者は、2021年4月22日付けで本公開買付届出書提出日時点に決定した上述の方針を変更し、同日時点では、本公開買付けは撤回せず、名古屋高等裁判所の4月22日付決定を不服とし、当該決定に対して最高裁判所に対して許可抗告を申立てることを同日付けで決定いたしました。

高裁の決定書面のどこを見て最高裁に判断を仰げば認められると考えたのかは、決定文を見ていないのでわかりません。フリージア・マクロスはまだ勝てると考えているようです。最高裁の決定が出るには少し時間がかかるでしょうか。

 

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