2019年01月08日

エフィッシモがユーシン株を売却

2019年1月8日、エフィッシモがユーシン株の変更報告書を提出しました。保有割合は6.03%から3.19%に減少しました。皆さん、ユーシンという会社を覚えていますでしょうか?多額の役員報酬を受け取っていた会社ですね。村上世彰氏の著書「生涯投資家」でも触れられている会社です。コラムNo.45、172、460で触れています。

ミネベアミツミが以下の条件でTOBをかける予定であることを2018年11月7日に公表しています。

TOB価格:985円(2018116日終値768円に対して28.26%、過去1か月間の終値平均749円に対して31.51%、過去3か月間の終値平均751円に対して31.16%、過去6か月間の終値平均740円に対して33.11%のプレミアム)

TOB期間:20191月下旬頃開始、30営業日間の予定

アドバイザー:ミネベアミツミ側は大和証券/森濱田松本、ユーシン側はSMBC日興証券/TMI

買付予定数:33,119,397株(全株)

買付予定数の下限:22,079,500株(66.67%)※66.67%の応募がないとTOBは不成立

買付代金:326億円

詳細については以下のリンクをご覧ください。

http://www.minebeamitsumi.com/news/press/2018/__icsFiles/afieldfile/2018/11/07/press_release_20181107.pdf

TOBの開始期間は2019年1月下旬頃の予定です。ではユーシンの株価を見ておきましょう。

TOBを実施する予定であることを公表してから株価は980円あたりに張り付いていますね。では、エフィッシモはいつ売ったのでしょうか?以下、本日提出された変更報告書に記載されている最近60日間の売買状況です。

12月26日に市場で大量に売却したようです。今回のTOBは下限があります。最低で66.67%集まらないとTOBは不成立です。TOBが不成立になった場合、買い取ってもらえませんから市場で先に売っておいたということでしょうか?

いずれコラムでまとめます。

 

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