2022年02月25日

アルファレオは乾汽船株を一部売却

乾汽船株を大量に取得して株主提案などをしていたアルファレオですが、本日変更報告書を提出しました。保有割合が29.99%から27.51%に低下しました。

2月17日に市場内で647,200株(2.48%)を売却したようです。このまま売却するにしてもまだ27%も保有しているわけですから時間はかかりそうです。友好的な第三者が登場して買い取ったり、会社が自己株TOBをしたりすることも想定されますが。ただ、あれだけ敵対関係にあったので自己株取得ってのはないのかもしれません。

乾汽船はアルファレオに株式を取得されている過程で、一度廃止した買収防衛策を再導入しました。トリガーを30%にして。異例の導入だし、トリガーも30%と異例だし、なかなか異例づくめでの導入でした。まだアルファレオが全株を売却するのかどうかはわかりませんが、売却を開始したようにも見えるので一安心かもしれません。

これも乾汽船が思い切って買収防衛策を再導入したことがよかったのだと思われます。やはり買収防衛策の効果はあるということです。もちろん有事や準有事に導入するより、私は平時からちゃんと導入しておいた方がよい派です。

 

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