2019年01月12日

モノ言う株主を取締役に迎え入れるオリンパス

大丈夫でしょうか?

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-01-11/PL5HPI6KLVR501

かつてオリンパスは日本企業としては珍しく外国人を社長にしました。そして、会計不祥事が発覚しました・・・。

物言う株主を取締役に迎え入れたケースは非常に珍しいです。私の記憶では、かつて明星食品がスティール・パートナーズ日本代表(当時)の黒田氏を迎え入れたケースです。

http://money.mag2.com/invest/soubanote/2006/11/post_21.html

しかし明星食品はその後、スティール・パートナーズから敵対的TOBを仕掛けられ、最終的には日清食品がホワイトナイトとして登場しました。

物言う株主を取締役として受け入れたら、どういうことが待っているのでしょうか?どういうリスクがあるのでしょうか?来週のコラムでまとめます。

物言う株主、アクティビストと呼ばれる株主は一筋縄ではいかない人たちです。日本人経営者とはまったく発想が違うでしょう。そもそも株主目線で経営にアドバイスをすることは可能かもしれませんが、経営のプロではないですし、会社事業に精通している訳でもありません。株主のとしての目線、意見を参考にしたいのであれば、わざわざ取締役にせずとも、定期的なIR面談で十分なように思います。取締役にするということは会社の内情をさらけ出すということです。

物言う株主に内部からオリンパスが振り回されないか心配です。

 

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