バリューアクトがセブンに「ヨーカ堂売却を」

以下、日経の記事です。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC092EC0Z00C22A2000000/?n_cid=NMAIL006_20220209_Y

当然こういう提案もしているのは予想できたことですし、バリューアクト以前の投資家も同じような要求をしていました。でも当時とは日本企業の置かれている状況は異なります。そしてバリューアクトってけっこう手ごわい相手だと思います。

他の投資家とも連携するようなことが書かれていますので、セブンに株主提案がされたら・・・・。これまでは日本企業に株主提案をしても可決されることはまずなかったのですが、相手がセブンとなると話は別です。安定株主比率が高くなく、外国人株主比率の高い会社です。

ちょっと極端な例ですが、東芝は株主提案が可決されましたし、LIXILでは会社提案の役員人事が否決されました。時価総額が大きくて外国人株主比率が高い会社だと起こりえることです。日本もそういう時代になったということです。

今のうちからちゃんと企業防衛とは何なのか？何を守りたいのか？守るためには何をやっておくべきなのか？をちゃんと考えておく必要があります。むしろセブンのような会社の方が株主提案はとおりやすいと思います。これからは日本の名だたる会社が株主提案をされるようになると思います。6月総会から始まっても不思議なことではありません。