2019年02月19日

2月19日 本日のデサント

本日のデサント株価はかなり下げましたね。本日、日経ビジネスが「伊藤忠が和解案、デサントへの敵対的TOBで」を報じ、その中で「伊藤忠はTOB発表時にデサントの取締役会を6人で構成し、伊藤忠、デサント、社外取締役がそれぞれ2人ずつにするよう求めていた。これを伊藤忠が出す2人を1人に減らし、2人の社外取締役の指名権は伊藤忠が出す案を提示している。」とありました。

マーケットは「伊藤忠と人事面で手打ちをしそうだ。ホワイトナイトも出てこないし、デサントがTOBに対して賛同表明を出せば友好的TOBとなり成立する。伊藤忠は2,800円でTOBをかけているものの、そもそも発行済の10%程度しか買わない。」と捉えて売却した人が多かったのでしょうか?

敵対的のままであろうが、友好的になろうが、そもそも伊藤忠のTOBが成立することは従前から間違いありませんでした。なんだかド派手にTOBまでする必要があったのでしょうかね?保有割合を3割から4割に引き上げてプレッシャーをかけることが目的なのであれば、コソコソと市場内外で買い増したほうがコストがかからなかったのではないでしょうか?

今回の敵対的TOBで伊藤忠に得るものがあったのか疑問です。

 

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