2019年02月21日

2月21日 本日の新明和工業 株価急騰

自己株TOBは終了しましたが、しばらく追ってみたいと思います。

昨日の自己株TOBの結果、村上ファンドが全株応募し、8割ほど買い取ってもらえたことがわかりました。残った株は5%を切る水準だと思われますので、次回、変更報告書を出したら、その後1%以上の保有割合の減少があっても変更報告書を出す必要はありません。

昨日の株価終値は1,319円ですので、自己株TOB開始前営業日終値1,378円を下回り、記念配公表直前終値1,318円と同水準でした。記念配も大規模自己株TOBもぜんぜん株価に反映されていないということでしょうか?しかし本日の株価は急騰しています。なぜ急騰したのでしょうか?単なる推測ですが、外国人投資家に買いが入ってきたのではないでしょうか?そもそも新明和工業の2018/3期末の外国人株主比率は41%もありました。外国人投資家に好まれる銘柄だったのかもしれません。それが村上ファンドの登場、株価上昇の局面で売却したのではないでしょうか?そして、村上ファンドの保有割合が上昇すればするほど外国人投資家は参入しにくくなる。なぜなら新明和工業の株価は村上ファンドの行動に左右されてしまうからです。

でも村上ファンドが退出し、新明和工業は記念配や自社株買いにより財務体質を外国人投資家が好む体質への変化させます。だから外国人が戻ってきたということではないか、と。

ま、株価のことは誰にも分りませんので、一考察として。

 

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