2019年05月15日

乾汽船が買収防衛策を再導入

乾汽船が買収防衛策を再導入しました。https://www.release.tdnet.info/inbs/140120190513423093.pdf

再導入の理由はP6にあります。また、おもしろい開示をしています。東証のTDNETには登録されていませんが、乾汽船のHPを見ると「買収防衛策の導入提案って、どういうこと?」というプレスを公表しています。

ただ、内容は大したことないです・・・。書くんだったら「うちが導入する買収防衛策は買収防衛策じゃないんだ!」くらいのことを書かないとダメです。

しかし乾汽船はなぜ買収防衛策と呼ばれる事前警告型ルールを再導入するのでしょうか?ちなみに乾汽船が再導入する買収防衛策のトリガーは「30%」に設定されています。通常は20%に設定することが多いです。ではEDINETを見てみましょう。

アルファレオホールディングス合同会社という会社に買われているようです。2014年9月24日に大量保有報告書が提出され、保有割合が6.41%であることが判明しました。以降買い増し続け、2019年4月1日に提出された変更報告書によると保有割合は23.96%となっています。もともとはMSインベストメンツという会社が投資していたようですが、2015年4月8日に提出された変更報告書によると、MSインベストメンツからアルファレオに社名が変わったようです。MSインベストメンツを調べてみましたが、以下のHPを見つけました。

https://melcoinvestments.jp/company/member/

メルコインベストメンツ?6676メルコホールディングスのグループ会社なのでしょうか?うーん、どうして乾汽船に投資を???

乾汽船が当初の買収防衛策は2010年6月25日総会で終了しました。終了してから買われてしまったのです。川崎汽船と同じですね・・・。というか同じ業界!

川崎汽船と違って買収防衛策をちゃーんと再導入したのですね。よかったです。

 

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