2019年11月13日
シルチェスター、セントラル硝子を売却。でも・・・
シルチェスターがセントラル硝子の変更報告書を提出しました。
保有割合は10.52%から9.49%に減少しました。
前回変更報告書を提出したのが2018年2月16日で、この際は保有割合が9.44%から10.52%に上昇しました。
1年9か月ほど動きがありませんでしたが、シルチェスターはセントラル硝子を売却し始めたようです。
建築ガラス事業の構造改革を決めたことが好感され、最近株価は堅調のようです。
https://ssl4.eir-parts.net/doc/4044/tdnet/1762464/00.pdf
シルチェスターの平均取得価格は1,998円なので、まあまあ儲かっています。さて、これでセントラル硝子は一安心でしょうか?
セントラル硝子にはシルチェスター以外にもう一人気になる株主がいます。さて誰でしょう?
村上ファンドです。㈱南青山不動産が大量保有・変更報告書を提出しており、保有割合は8.24%です。セントラル硝子は買収防衛策を廃止してしまいましたから、これから村上ファンドが買い増してくる可能性もあります。ちなみに、村上ファンドの平均取得価格は2,458円です。これくらいの株価水準だったら、まだEXITはしないのではないでしょうか?株価が下がってくればまた買い増してくる可能性も高いでしょう。シルチェスターから村上ファンドに入れ替わるだけかもしれませんね。
「シルチェスターは経営権を取得するほどの水準まで株を買ってこない投資家なんでしょ?だったら買収防衛策は必要ないよね?」ではありません。シルチェスターに狙われるということは、村上ファンドやエフィッシモに狙われる可能性もあるということです。