2019年12月13日

村上ファンドの嗅覚

お金儲けのニオイを嗅ぎ取る能力がすさまじいですね・・・。

村上ファンドは東芝グループによるニューフレアテクノロジーへのTOB開始から、ニューフレアテクノロジーの株式を買い始め、直近提出された変更報告書によると711,900株、6.22%保有しています。1株当たりの平均取得価格は11,889円です。

予定通りHOYAがTOBを実施したら、(12,900円ー11,889円)×711,900株=約720百万円儲かります。すごいな。

村上ファンドは東芝機械の株式も保有していますから、東芝機械は価格の安い東芝グループのTOBには応募しにくいですね。理屈としては「東芝グループがHOYAのTOBに応募しない以上、HOYAのTOBは成立しない。東芝グループはHOYAのTOBに応募しないと明言しているので、我々は東芝グループのTOBに応募せざるを得ない」とするのでしょうかね。

東芝機械も難しい立場に置かれますね。HOYAがTOBを実施するのは2020年4月頃だそうで、その頃はもう東芝機械ではなく芝浦機械ですからね。

 

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