2020年08月14日
大戸屋がオイシックスとの業務提携を公表
昨日報道されましたが、大戸屋が正式にオイシックスとの業務提携を公表しました。
昨日の日経の報道によると「大戸屋の関係者によると、コロワイドのTOBが成立しなかった場合、オイシックスと将来の資本提携に向けた協議を始める方向で検討する。」とありますが、今回の大戸屋のプレスリリースではこの点について触れられていませんね。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62610830T10C20A8916M00/
この業務提携って、コロワイドの敵対的TOBが成立した場合はどうなるんでしょうか?コロワイドが「オイシックスさん、引き続き業務提携については検討しましょうね」と言ったら、オイシックスはどうするんでしょうか?
「我々は大戸屋の旧経営陣を信頼して業務提携の公表をしたのである。コロワイド支配下の大戸屋とは業務提携をしない!」って言うんですかね?当然、業務提携をする以上、相手先の経営陣との信頼関係は重要ですが、かといってせっかく企業価値向上に資する業務提携を、大戸屋の経営陣が変わったからもうヤメじゃー!って言いますか?
オイシックスって、けっこうおいしい立場で業務提携を進めていませんか?TOBがどっちに転んでもオイシックスにとっては関係ないように思うのですが。
しかしこの対抗策は、前田道路が取ったNIPPOとの業務提携の公表と構図は一緒じゃないですか?敵対的TOBに対する効果はあまりないように思います。株価も下がってきましたね。