2020年10月15日

今年起きた敵対的TOB

旧村上ファンドvs東芝機械(芝浦機械)、前田建設工業vs前田道路、コロワイドvs大戸屋です。

ちなみに2017年以降で見ると、佐々木ベジさんvsソレキア、日本アジアグループvsサンヨーホームズ、伊藤忠商事vsデサント、エイチ・アイ・エスvsユニゾホールディングス、コクヨvsぺんてる(未上場)、HOYAvsニューフレアテクノロジー(TOB提案)です。

今年もあと2か月半です。もう敵対的TOBは起きないでしょうか?昨年同時期に同じようなことを書きましたが、その後HOYAがニューフレアテクノロジーに対して敵対的TOB提案をしました(東芝による完全子会社化を目的としたTOBの最中に提案)。まだあと2か月半もありますから、何が起きても不思議ではありません。

もちろん貴社が敵対的TOBのターゲットになってしまうこともあります。そうならないようにするためにはどうすればよいか?一番大切なことは、敵対的TOBとは何か?敵対的TOBを仕掛けられないようにするにはどうしておけばよいか?仮に仕掛けられたとしてもどうすればよいか?を常日頃から考えておくことだと私は思います。

常日頃から考え、議論し、対策を実行している会社に敵対的TOBが仕掛けられることはないのです。もちろん「絶対に仕掛けられることはない」とは言い切れません。でも常日頃からちゃんと準備していた会社はちゃんと対応できます。仕掛けられても経営の独立性を守ることができます。

何を考え、何を準備しておくか?そろそろ始めるべき時期だと私は思います。

 

このコラムのカテゴリ

関連する
他のコラムも読む

カテゴリからニュースを探す

月別アーカイブ