2021年11月09日

東京高裁がアジアインベストメントファンドの抗告を棄却

東京機械製作所の株式を買い占めていたアジアインベストメントファンドですが、有事型買収防衛策で対抗され、買収防衛策の発動議案での投票を外された形(MoM要件)で発動されましたが、東京高裁もアジアインベストメントファンドの抗告を棄却したようです。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2021110900929&g=soc

ただ、これが他のアクティビスト対応でも有効に機能するかどうかはよく考えたほうがよいと思います。これだけ急激に買い増されたケースはソフトブレーンという会社で起きましたが、時価総額が相当小さくないとあまり起きないケースです。

旧村上ファンドもたったの1~2週間程度で40%近い株式を市場取得したケースはないですし、取得方法や期間を工夫すれば発動を回避することもできるのではないでしょうか?

有事になったら買収者を排除して対抗措置を発動すればいい!と安易に考えないほうがよいと思われます。

 

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