2020年01月30日

個人投資家にとっての敵対的TOB

儲けるチャンスであるとともに、大損するリスクもあります。

敵対的TOBを仕掛けられた会社の株式掲示板などを見ると、おもしろい意見をおっしゃる方がいる一方、TOB制度そのものを知らない方も多いと思われます。

「TOBを撤回するかもしれないぞ!」→基本的にTOBは一旦開始したら、よほどのことがないと撤回できません。また、株主にとって不利な条件変更もできません(TOB価格を引き下げるとかTOBの成立下限の引き上げ、新たな上限の設定とか)。

「第三者割当増資で対抗するに違いない!」→やってもいいですけど、間違いなく発行差止請求がなされ、おそらくというかまず間違いなく裁判所が発行差止請求を認めるでしょうね。

これ以外にもけっこう気になることがあるので、そのうちまとめます。

 

このコラムのカテゴリ

関連する
他のコラムも読む

カテゴリからニュースを探す

月別アーカイブ