2022年02月26日

東京機械製作所、新聞各社がアジアインベストメントファンド保有株を買い取り

東京機械製作所が以下のリリースをしました。

https://www.tks-net.co.jp/corporate/wp-content/uploads/2022/02/86574a255b64e0ab5b7bced0415a297f.pdf

アジアインベストメントファンドに市場で急激に株式を取得され、保有割合が39.85%になってしまっていましたが、東京機械製作所が有事型買収防衛策を発動しました。MoM要件という、アジアインベストメントファンドや取締役を外した形で決議を取り、裁判所が認めたケースです。

今回、アジアインベストメントファンドが保有する東京機械製作所株式を新聞各社に売却するようです。アジアインベストメントファンドの保有割合は39.85%から7.62%に低下します。買い取るのは読売新聞をはじめとした新聞各社で、1株あたり800円で買い取るそうです。以下のとおりです。

読売新聞東京本社 25%(2,182,230 株)

中日新聞社 2.5%(218,223 株)

朝日新聞社 2%(174,578 株)

北國新聞社 1%(87,289 株)

信濃毎日新聞社 1%(87,289 株)

北海道新聞社 0.5%(43,645 株)

3月2日に市場外相対取引で行われるそうです。800円という価格ですが、「読売のフィナンシャルアドバイザーを務める SMBC 日興証券株式会社の株式価値算定評価(DCF 法等)を踏まえ、読売が他の新聞社に提案 したもので、他の新聞社はそれを受けてそれぞれ検討し、株式取得を判断しました。」だそうです。

ちなみにアジアインベストメントファンドの平均取得価格は1,374円なんですよねえ・・・。どうして800円という価格で折り合ったのか?

コラムでまとめます。なぜ800円で折り合ったかまではわからないかもしれませんが。

 

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