北越コーポレーションが有事型買収防衛策を導入
以下の通り、オアシスと大王海運のターゲットになっている北越コーポレーションが有事型買収防衛策の導入を公表しました。
https://www.hokuetsucorp.com/pdf/20231222_release01.pdf
まだ私もざっとしか読んでいませんが、有事型買収防衛策の対象はオアシスではなく大王海運です。まあそうなりますよね。そして開示文書を見て分かったのは、どうも大王製紙の意をくんで大王海運が北越株を取得していたわけではなく、大王製紙の創業家である井川家のうち、大王海運株を売却した井川家ではなく、別の井川家が大王海運を通じて買っているようです。以下、プレスの該当部分を貼り付けます。上記プレスのP2~3にあります。
井川意高氏ではなく、井川俊高氏のほうだそうです。大王製紙特別顧問のようです。今はどうなのかわかりませんが。
https://www.ehime-np.co.jp/article/news202201010025
俊高氏は意高氏のお父さんの弟にあたる方、おじさんですかね。
https://gendai.media/articles/-/96869?imp=0
てっきり私は、大王海運は大王製紙の別動隊とばかり思っていたのですが、どうも異なる思惑があるみたいですね。さて、これ、オアシスはどうするんでしょうか?仮に大王海運が20以上の株式取得をしたいとして意向表明を出してきた場合、まあまだ何とも言えないものの、おそらく北越は買収防衛策の発動をしますよね?その場合、株主総会を開催して決めるのですが、これ、MoMではなく通常の普通決議を現状では予定しています。
取れます?議決権ベースで、大王海運19.73%、オアシス20.09%、合計39.82%です。さてどうするのでしょうか?
なんとなく北越の描いているシナリオが読めなくもないので、月曜日のコラムにします。ヒントは以下のコラムです(有料)。