2021年08月24日

キャリアデザインセンターの開示内容

アスリードに18.88%の株式を取得されているキャリアデザインセンターという会社の昨年の招集通知を見てみると、以下のことが記載されています。P22です。

https://cdc.type.jp/uploads/ir/annual/common/20201127_1.pdf

7.会社の支配に関する基本方針

当社では、買収防衛については検討課題であると認識しているものの、具体的な対策は講じておりません。ただし、多様な敵対的買収防衛策のうち最も株主の皆様や投資者の皆様に与える影響が最小限に抑えられる策が市場において一般化された場合または将来何らかの対策を講じなければならない事象が生じた場合には、速やかに検討し、対策を講じる予定であります。

アスリードがキャリアデザインセンターの大量保有報告書を提出したのは2020年9月24日ですが、キャリアデザインセンターは2019年の招集通知にも記載していましたので、アスリードが登場したから記載したというわけではなさそうです。

アスリードは富士興産に対して敵対的TOBを実施し、富士興産は有事導入型買収防衛策で対抗しました。キャリアデザインセンターに対するアスリードの保有割合もけっこう高くなっていますので、何らかの対抗策が講じられる可能性がありますね。

 

 

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