2022年03月11日

旧村上ファンドがセントラル硝子の変更報告書を提出

旧村上ファンドが久しぶりに変更報告書を提出しました。最近提出したのは2月9日の日清紡の大量保有報告書だと思います。そしてセントラル硝子の変更報告書も久しぶりですね。前回提出したのは2021年12月24日で保有割合は17.12%でしたが、本日提出した変更報告書によると保有割合は18.24%に上昇しました。

旧村上ファンドが大量保有報告書を提出したのは2018年7月6日です。ずいぶんと長く投資されていますね。本日提出した変更報告書によると保有株数7,836,900株、取得資金の総額16,970,942千円なので、1株当たりの取得コストは2,166円です。本日の終値は1,983円なので含み損状態ですね。この株価では自己株TOBをしようにも、旧村上ファンドは応じないでしょう。

これは難しいですね。ちなみにセントラル硝子もかつて平時型買収防衛策を導入していましたが、旧村上ファンドの登場後に廃止しています。すでに旧村上ファンドの保有割合は18.24%ですから、一般的な買収防衛策のトリガー20%に近付きつつあります。有事型買収防衛策の導入、発動も視野に入れているでしょうか。

 

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