2019年01月16日
「物言う株主」の保有銘柄 還元期待 買いを集める
2019年1月16日の日経19面にあった記事です。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO40046000V10C19A1EN2000/
「物言う株主」(アクティビスト)が保有する銘柄への買いが膨らんでいる。米バリューアクト・キャピタルから取締役を招くと決めたオリンパス株は15日も大幅に続伸した。物言う株主からの提案でも合理性があれば株主総会で賛成票を集めるようになり、会社側も市場の意見として検討するようになった。市場の視点に立った株主還元などを期待した買いを集めやすくなっている。
と冒頭にあります。また、物言う株主が保有する主な銘柄として、京阪神ビル、東芝、セゾン情報、UACJ、川崎汽船、コンコルディア、ジャパンディスプレイ、サンゲツ、島忠、ニッコンHDが挙げられています。各社に投資している物言う株主とその保有割合は以下の通りです。
京阪神ビル←ストラテジックキャピタル 5.85%
東芝←エフィッシモ 11.30%
セゾン情報←エフィッシモ 27.71%
UACJ←エフィッシモ 9.80%
川崎汽船←エフィッシモ 38.99%
コンコルディア←シルチェスター 8.53%
ジャパンディスプレイ←エフィッシモ 8.92%
サンゲツ←シルチェスター 15.44%
島忠←シルチェスター 12.60%
ニッコンHD←キルタンーン・パートナーズ 5.02%
さて、これらの会社は物言う株主からの提案を「市場の意見として検討し、市場の視点に立った株主還元」を実行するでしょうか?すべての会社が実行する訳ではないでしょう。おそらく・・・
■実行しなくてはならない会社
■実行しなくても大丈夫な会社
■微妙な会社
に分けられるでしょう。分け方についてはコラムで。