WK 1 Limitedの東洋建設の保有割合が19.19%
昨日4月14日にWK 1 Limitedがまた東洋建設の変更報告書を提出しました。保有割合が17.34%から19.19%に上昇しました。そしてWK 1 Limitedの正体を日経が報じています。
3月31日 5.84%/5,508,000株/4,395,671千円(取得単価798円)
4月1日 8.58%/8,097,700株/6,452,097千円(797円)
4月5日 10.02%/9,456,800株/7,547,191千円(798円)
4月7日 13.61%/12,844,400株/10,230,037千円(796円)
4月8日 15.19%/14,332,800株/11,424,712千円(797円)
4月12日 17.34%/16,363,200株/13,098,410千円(800円)
4月14日 19.19%/18,106,000株/14,542,805千円(803円)
インフロニアHDのTOB価格770円を株価が大きく上回っており、そしてインフロニアHDの一員である前田建設工業が保有する東洋建設株20.19%にせまる勢いです。
今日の日経の報道は以下のとおりです。
前田建設工業を傘下に持つインフロニア・ホールディングスが買収を進めている東洋建設の株式を、任天堂創業家のファミリーオフィス(個人資産の運用会社)が買い集めていることがわかった。インフロニアが3月から実施中のTOB(株式公開買い付け)中に2割弱を取得しており、TOBが成立しない可能性もでてきた。
こんな記事もありました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f00fa8ed074d8925c8f17bb1c6665fd5ffeb6275
〈山内家ファミリーオフィスが出資しているシンガポール籍のアクティビストファンド、アスリード・キャピタルが4月28日、ENEOSグループの石油製品販売会社で東証1部上場の富士興産に、株式公開買い付け(TOB)を開始した。アスリードは富士興産経営陣から賛同を得ずに、支配権獲得を目的としてTOBを行っており、敵対的TOBに発展する公算が極めて大きい。山内家ファミリーオフィスは「今回のTOBの資金を追加でアスリードに出資しているようだ」(関係者)〉と伝えた。
富士興産に対して敵対的TOBを仕掛けたアスリードにも資金を提供しているんですね。また以下も記載されています。
〈万丈氏は、“村上ファンド”の村上世彰氏のようなファンドマネージャーに憧れていた。村上氏は現在、外部の投資家から資金を集めるのではなく、ファミリーオフィスという形態をとっています。万丈氏も、これを真似たのではないでしょうか〉
東洋建設に対するインフロニアHDのTOB価格は770円です。しかし株価は900円を超えています(4月15日10:51時点)。TOB期間は5月9日までですから、まだまだ時間はあるのでもっと買い増される可能性は否定できません。