2022年06月28日

東芝の綿引取締役が辞任を申し出

以下のニュースが報じられています。

【独自】東芝 綿引社外取が辞任申し出

https://news.yahoo.co.jp/articles/4c051692756b432e97a97d28b583f171ce35f596

東芝は本日株主総会を開き、取締役13名が承認されています。綿引さんは、総会前に東芝の取締役会の構成に対する疑問をおおやけにし、ご自身の反対意見を東芝株主に発信することで、株主の良心に期待してらしたのかもしれません。

でも結果的に取締役が全員承認されてしまいましたから、綿引さんの問題意識が株主には届かなかったということかもしれません。綿引さんのような社外取締役がいなくなってしまったら、本当に東芝は大丈夫なのでしょうか?

東芝の迷走がまた始まるような気がします。ただ、今回は迷走というより、非公開化に向けた暴走が始まると言った方がよいかもしれません。非公開化を止める人、何のための非公開化なのかもう一度ちゃんと考えようという人がいなくなります。

東芝は本当に何のために非公開化するのでしょうか?アクティビストが「高い価格で非公開化しろ!」と言うから非公開化するのですか?仮に東芝が非公開化して、将来的に再上場した場合、またアクティビストがやってきて「もう一度非公開化しろ!」と言われたら、またやるんですか?

アクティビストと戦う覚悟がないからこうなるんです。

 

 

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