2019年02月05日
伊藤忠、デサントに関する日経記事
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40864040U9A200C1000000/?n_cid=NMAIL006
「伊藤忠、デサント「敵対的TOB」の勝算いかに」という記事が日経に掲載されています。
伊藤忠商事が1月末、持ち分法適用会社のスポーツ用品大手、デサントのTOB(株式公開買い付け)に踏み切った。デサント側には事前に通知しなかったうえに直前の株価に5割という高いプレミアム(上乗せ幅)を支払う日本では異例ずくめの買い付けだ。これに対し、デサント側は現段階では反対の意向のようで、事態は「敵対的TOB」へと発展する可能性がある。日本市場では成功例が少ない敵対的TOBだが、今回はどうか。
まず「デサント側は現段階では反対の意向のようで、事態は「敵対的TOB」へと発展する可能性がある」とあります。これ、いつもそうなのですが、現経営陣が反対表明をしなくても、現経営陣に対して事前通知なしに突然TOBを仕掛けた時点ですでに敵対的TOBなのです。
なお、デサントはこの記事を否定するコメントを出しています。
http://www.descente.co.jp/jp/ir/020501.pdf
「日本市場では成功例の少ない敵対的TOBだが、今回はどうか」
成功するに決まっています。だって3割の保有割合を4割に引き上げるに過ぎない敵対的TOBですから、失敗しようがありません。