2019年02月09日

デサント石本社長、伊藤忠TOB「大義ない」

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO41074020Y9A200C1I00000/

かつて北越製紙に対して敵対的TOBを実施したのは王子製紙です。王子製紙は敵対的と言われてもいいからTOBを実施したのは大義があったからです。国内市場が縮小し業界再編は不可避と考えたからです。「王子製紙の古い設備は廃棄する。北越製紙の最新設備に統合し効率を高めていこう」と考えていたそうです。

今回の伊藤忠によるデサントへの敵対的TOBに大義はあるのでしょうか?まあ、デサントが言うことではなく、これは第三者が言うことです。

TOBを仕掛けられた側が「この敵対的TOBには大義がない!」 

「お前が言うな!他人事かよ!」と言われるでしょうね。

ただ、今回のデサントに対するTOBを「敵対的TOB」とは言いたくないですね。敵対的TOBってもっと迫力のあるものじゃないですかね?決して保有割合を3割から4割に引き上げるような提案ではないと思うのです。

日本に敵対的TOBは根づくか?たぶん、こういったちょこまかした敵対的TOBがまずは根づくでしょう。

ダイナミックな敵対的TOBはまだ先かなあ・・・。

 

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