2019年02月11日

ミズノ 買収防衛策を廃止

2019年2月8日、ミズノ(コード8022)が買収防衛策の廃止を公表しました。

https://media.mizuno.com/~/media/Files/com/investors/shiryo/jp/19208BAISYU.pdf?v=6a6a8d94-53d0-4ee7-8f6a-6a6cbe2f1acd

廃止理由は「金融商品取引法による大規模な買付行為に関する規制の整備が浸透」「株主の 皆様が適切な判断をするために必要な情報や時間を確保するという本方針の導入目的も一定程度担保」「当社を取り巻く経営環境や機関投資家の考え方等も大きく変化」です。まあ、いつものとおりの廃止理由です。

ミズノの株主構成を見ると、比較的安定株主比率の高い会社であり、継続しようと思えばできたはずです。なぜ廃止したのでしょうか?それは、世間の流れを誤解したからです。「コーポレート・ガバナンス重視!」「スチュワードシップコード!」「コーポレート・ガバナンスコード!」といったように世間の流れは買収防衛策に否定的です。議案賛成率も低くなっています。

でも、村上ファンドなどはたくさんの上場会社に投資し、実質的に買収された会社もあります。アクティビスト・ファンドの動きは活発化しています。

なによりミズノさん。本当に廃止して大丈夫ですか?ご同業に伊藤忠さんが敵対的TOBを実施してますけど・・・?

 

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