2019年03月15日

伊藤忠によるデサントへのTOBの結果

昨日TOBが終了し、本日15:29に伊藤忠がTOBの結果を公表しました。以下の通りです。

今回のTOBにおける買付予定株数7,210,000株に対して応募株数は15,115,148株だったそうです。伊藤忠の保有割合は40%になりました。ちなみに、応募された株を伊藤忠が全部買っていたとしたら、伊藤忠のTOB前の保有株数は22,954,300株で、応募株数は15,115,148株ですから、合計38,069,448株になります。デサントの議決権個数は753,665個のため、議決権割合は50.5%になってしました。

仮に伊藤忠がTOBの条件を全株買収にしていたらもっと買えたでしょうね。今回のTOBは発行済株式総数の約10%しか買わない条件でしたから、あん分になることは確実でしたので市場で売った人も多かったでしょう。一方、伊藤忠がすでにデサント株を約30%も持っていたからだという見方もできます。

敵対的TOBは日本に根付くでしょうか?みんなが気付けば根付きます。

 

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