2019年03月25日
デサント 伊藤忠から社長受け入れ
今日の日経1面にある記事です。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42845820U9A320C1MM8000/
伊藤忠による敵対的TOBが開始された時点で、伊藤忠のTOBが成功することは誰でも予想がつきました。にも関わらず、デサントの労働組合は伊藤忠の敵対的TOBに対して反対意見を表明しました。デサントの経営陣は、この労働組合の行動を止めるべきだったのでは?
労働組合が経営陣から独立して行動するのはある意味評価される面もあるかもしれません。しかし、デサント経営陣は伊藤忠の敵対的TOBが成功する可能性の高さや反対意見を表明した場合のリスクを労働組合に説明し、従業員を守る必要があったのでは?
反対意見を表明したからと言って労働組合、従業員が冷や飯を食わさせることはないかもしれません。でもリスクはあります。労働組合を矢面に立たせるべきではなかったですし、矢面に立たせるのであればもっと練られた戦略のもとに立たせるべきたったと思います。
そもそも労働組合による反対意見の表明のタイミングも悪い。遅い。反対してどうするの?という戦略もない。労働組合とともに会社を守りたいと考えるなら、別の方法があったのです。