2019年06月19日

なんでもかんでも定款変更すりゃいいってもんじゃない

本日6月19日の日経17面に社会や環境もテーマに 米国では株主提案増える 変わる総会(7)=おわりという記事がありました。記事の冒頭に「「安全衛生管理の徹底を」。27日に総会を控える安藤ハザマに香港の投資ファンド、オアシス・マネジメント・カンパニーが株主提案をしている。工事現場で火災事故が発生したことを受け、定款に条文を新設するよう求めた。安藤ハザマは安全対策の徹底を図るとしながら、定款に規定することはなじまないと提案に反対している。」とあります。

これ、本当にそうなんですよね。いつだったかの野村HDに対する株主提案でも、社名を野菜ホールディングスにしろ、とか、トイレの便器を和式にしろとかいう定款変更に関する株主提案が来ていました。こんなの蹴ればよかったのに。

安藤ハザマに対するオアシスの株主提案も同じです。おっしゃるとおり、定款にはなじみません。

株主提案に関する法律については、提案件数をしぼるだけではなく、このような定款にからめた何でもありの株主提案も取締役会が蹴ることができるようにしてほしいものです。

 

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